Luminati(読み方はルミナティ、ルミナッティ)は、世界中のIPアドレスをネットワーク化している世界有数の商用プロキシサービスです。
7200万以上のIPアドレスを、いつでも、世界中のどこからでも利用することができるというから驚きです (2022年7月現在)。もちろん日本からでも利用することができます。
運営企業はハイテク産業で注目されているイスラエルの企業が運営しています。
Bright Data【旧Luminati】の公式サイトは日本語にも対応していますし、現地に日本人スタッフがいるため日本語でサービスを受けられるのは安心感がありますね。
(2020年6月追記:Luminati NetworksがCovid-19に対する功績によりGartnerにより受賞)
世界には多くのパソコンやスマートフォン、タブレットなどの機器があります。しかし、それらは常に稼働しているわけではなく”アイドル”状態のものが多いといいます。Bright Data【旧Luminati(ルミナティ)】は、それらのアイドル状態にある機器をネットワーク化することで世界有数のプロキシサービスを展開しています。最近は休眠資産を活用した「シェアリングサービス」が普及してきていますが、ルミナティはまさにインターネットの世界におけるシェアリングサービスとも言えると思います。
SSLを使うことで通信内容は暗号化されるので、利用時にSSL経由でアクセスすることでプロキシネットワークを通して通信内容が漏れる心配はありません。
また、Bright Data【旧Luminati(ルミナティ)】では、利用者の安全とネットワークの健全性を保つため、KYC(Know Your Costomer)プロセスを導入しています。KYCを実施しているというのは利用者として安心感があると思います。
日本で「プロキシ」というと、企業の内部ネットワークを束ねて内部・外部のアクセスを管理するために使われるプロキシをイメージする方が多いかと思います。
仕組みは同じですが、Bright Data【旧Luminati(ルミナティ)】のプロキシサービスは、世界中の国や都市のIPアドレスを指定することができるため、グローバルなWebマーケティングや調査などに活用することができます。しかも、Residential IPという一般家庭が持つIPアドレスを世界最大級に多くネットワーク化しているため、IPを遮断される可能性はほぼないということが特徴です。
大量にWebサイトを調査する場合、自動的に情報を収集してくれるスクレイピングは非常に強力です。しかし、特定のIPアドレスからスクレイピングをしているとアクセスを遮断され、狙い通りに情報を集められないことがあります。
そんなとき、世界最大級にIPアドレスをネットワーク化しているBright Data【旧Luminati(ルミナティ)】ならほとんどブロックされずにスクレイピングが可能です。
「他社より1円でも高い場合は値引きします」と大手家電量販店が宣伝文句にしていましたが、ネット時代の今、オンラインの買い物中にそんなことを教えてくれる顧客はいません。そこで競合他社のECサイトを調査し、競争力のある価格を維持しようとする企業もあります。サイトによってはアクセス元のIPアドレスを解析して特定のIPには違う情報を表示させて優位性を保とうとする場合もあるそうです。そんなときもResidential IPを数多く利用できるLuminatiが役立ちます。一般家庭のIPと同じため通常と違う情報が表示されることは実際問題として考えられないため、正確な競合調査をサポートしてくれます。
広告管理者は出稿される広告のクリエイティブやランディングページが適切かどうか確認しています。例えば、広告経由でアクセスしたページでウイルスやマルウエアに感染したらその配信メディアは信頼を失うからです。仮に悪意のある広告主がいた場合、広告確認に使われるIPアドレスにはクリーンなコンテンツを表示し、それ以外には悪意のあるコンテンツを表示する、ということがあるかもしれません。広告を見る一般ユーザーと同じ条件で網羅的に確認するためには、Residential IPを使ったテストが非常に有効です。
複数の国や地域にサービス展開しているサイトでは多言語対応していることが多いと思います。それぞれの国や地域に拠点があればよいですが、そうでない場合に想定しているサービスを国や地域ごとに提供できているかを確認するのは簡単ではありません。
例えば、アマゾンプライムが日本向けに提供している動画を海外から見ようとすると、ほとんどのコンテンツは見ることができません。国ごとにサービスが違うからです。
Bright Data【旧Luminati(ルミナティ)】は世界中の国・都市のIPアドレスをつかってアクセスできるため、想定したサービスになっているかどうか、簡単に確認できます。
ある調査では、ブランドが悪用されることで年間3500億ドル以上の売上が棄損しているともいわれています。悪用を防ぐにはWebサイト、広告、ソーシャル、アプリ、マーケットプレイスなど気の遠くなるようなオンラインの海を調査・監視する必要があります。ブランド保護を専門に行う企業があり、そういった調査にもプロキシサービスは活用されています。
Luminati(ルミナティ)は、無料トライアルで使うことができます。公式サイトから体験版にエントリーしてまずは無料で使ってみましょう。Eメールとパスワードを入力してアカウントを開設して、自分にあった使い方を以下プランの中から選んで試してみましょう。日本人スタッフがいるため何かあっても日本語で問い合わせができて安心です。
無料トライアル後も利用したい場合は有料プランを選択することで継続利用できます。利用するIPアドレスのタイプに応じて大きく3つのプランがあります。
一定量を使う予定があれば、月額・年間サブスクリプションプランもありそちらの方がお得な場合があるのでチェックしてみてください。
共用IP(従量課金):月$0.60~(トラフィック料金:$0.60/GB)
共用IP(IP指定):月$0.61~(1IPs:$0.5、トラフィック料金:$0.11/GB)
専用IP:月$2.21~(1IPs:$2.1~、トラフィック料金:$0.11/GB)
月額:月$15~(トラフィック料金:$15/GB)
月額:$40~(トラフィック料金:$40/GB)
主に3つの方法があります。アカウントを開設する必要があるので、まだの場合は 公式サイトで開設してから使いましょう。
一番手軽な使い方です。ブラウザのアクセスをBright Data【旧Luminati(ルミナティ)】のプロキシサービス経由で行うことができます。ワンクリックでオン/オフを切り替えられるのでとても便利です。公式サイトからインストールできます。
WindowsやMac、その他多くのプラットフォームに対応したプロキシマネージャーをインストールすることで、ブラウザだけではなく、インストールしている他のアプリケーションの通信をLuminatiのプロキシ経由でアクセスさせることができるため、スクレイピングや調査用のアプリケーションに使いたい場合はPC用アプリケーションがおすすめです。公式サイトからインストールできます。
プログラミングに組み込みたい場合はAPIとして利用することができます。以下の言語に対応しており、それぞれサンプルコードが提供されているので開発の手間を軽減してくれます。
・対応言語
Shell、Node.js、Python、C#、Java、VB、PHP、Ruby、Perl
アカウントを作ってマイページにログインすると、各言語でのAPIコードサンプルが表示されるので簡単に実装できます。
世界有数のプロキシネットワークBright Data【旧Luminati(ルミナティ)】を紹介してきました。
オンラインビジネスやグローバル化がさらに進む中で、こうしたプロキシサービスの重要性はより高まっていくと思います。 利用プランも最安のプランでは月0.6ドル~、と缶コーヒーより安く手軽に始められるのはありがたいですね。
まるで”どこでもドア”のように、日本にいながら世界中の国・都市のIPネットワークを行き来してみましょう。