匿名でブラウジングしたい時や、制限のあるウェブサイトへアクセスしたい時、無料で手軽に日本から使えるウェブプロキシサービスを比較・評価し5つを厳選してご紹介します。
プロキシはゲートウェイとして利用者に代わって通信を代理することで匿名でのインターネットアクセスや、地域などの制限があるサービスへのアクセスを可能にするサービスです。
ウェブプロキシ(またはプロキシサイト)は、新たにソフトウエアをインストールしたりネットワーク設定を変更することなしに、Googleで検索するようにURLを入力するだけで手軽に使えるプロキシのことを指します。
暗号化、クッキー管理、Javascriptの無効化など選択することができるサービスが多いです。接続するプロキシサーバーの国を”ランダム”か”指定する”かを選ぶこともできます。国によってサービスが制限されているサービスを使いたい場合は、利用できる国のプロキシサーバーを指定してアクセスしましょう。
数多くあるプロキシサービスを比較し、5つ厳選しました。
表示スピード、機能の多さ、閲覧できるサイトの多さなどの観点で比較・評価しています。
アクセスするサイトによっては閲覧できない、もしくは表示に時間がかかることがあるかもしれません。おすすめ順に記載します。
※管理人が試した限りでは、5つのサービス全てがGoogle.co.jpで検索できない、もしくは検索結果は表示できても次のページへアクセスすることはできませんでした。
ProxySiteはスピードが早く動画サイトもストレスなく閲覧できました。クッキー管理、Javasctipt無効化、SSLで暗号化したアクセスなど無料とは思えないあービスです。20以上のプロキシサーバーを選べることも特徴です。
4everproxyは、特にスピードに特徴があるウェブプロキシサービスです。動画など容量が大きめなサイトを閲覧したい時におすすめです。SSLでの暗号化やJavascript無効化などのオプションも選択できます。
BlewPassも4everproxyと似ていますが、設定できるオプションはBlewPassの方が多いです。閲覧したサイトがブロックされない、表示速度の良し悪し、などの状況によって使い分けても良いかもしれませn。
HideMyAssは上の3つに比べるとややスピードが遅く感じるかもしれません。動画サイトでなければ問題にならないレベルかと思います。特筆すべきこととしては、ブラウザのヘッダー部分にあるHideMyAssのメニューを隠すことができることです。画面を広くブラウジングするには非常にありがたい機能です。
NewIPNowは、紹介したウェブプロキシの中で一番速度が遅かったですが、他のサービスではブロックされてしまった場合など、試してみる価値があります。
ウェブプロキシは手軽に利用できるのでとても便利ですね。ただ、注意点としてはWebRTC漏れがあるかもしれない点です。つまり、基本的には匿名でブラウジングできるのですが、WebRTCを使う場面があると、本当のIPアドレスが漏れてしまう可能性があります。
また、接続情報やID・パスワードを盗み見られたりする可能性もあるため、個人情報や重要な情報をプロキシ経由で扱わない方が安心です。
単純にアクセス制限があるサイトをプロキシで閲覧したい場合にはウェブプロキシは手軽でおすすめですね。
もし、しっかり匿名で使える信頼できるサービスを使いたいなら、別の記事で紹介したBrightData(旧Luminati)は「漏れ」ツールでチェックしても問題なく通信内容も暗号化された商用利用可のおすすめサービスです。日本のIPも数多く保有していますし、大量のリクエストも処理できるため競合サイトの情報分析など定期的なプロキシ利用にも心強いサービスです。有料な分、KYCなど安心感があり、格安プランから始められます。
紹介した5つのプロキシサービスではGoogleを利用することはできません。Googleからアクセスを拒否されてしまうためです。
もし、スクレイピング したいなどの理由でGoogleの検索結果をプロキシ経由で取得したい場合は専用のサービスを使う必要があります。有料(ですが格安)サービスのBrightDataを使うとブロックされやすいGoogleの検索結果をスクレイピング できるサービスが提供されています。
おすすめの無料Webプロキシと注意点をご紹介しました。
手軽にプロキシ経由でWebサイトを閲覧したい場合に活用したいですね。
もし、無料プロキシサービスにセキュリティやスピード面で課題を感じている場合は、管理人も日々使っている商用向けサービス BrightData(旧Luminati) がお得で便利ですよ。
それでは、Have a wonderful internet life!